甲子園を目指す新米監督の悔いとは・・・
夏の高校野球・県大会の連覇を目指す日大東北。グラウンドには厳しい指導の声が響き渡ります。
2021年秋からチームを率いる吉田翔監督です。

吉田翔監督
「一冬越えて春は2回戦で負けてしまいましたが相手に向かっていく姿勢はしっかり身に着けてきたと思います」
そんな吉田監督は就任以来、最も悔しい試合があったと言います。それが秋の県大会でした。
吉田監督
「(心残りは)2回の1アウト1・3塁の場面で先制点にこだわっていたのでスクイズのサイン」
聖光学院との4回戦日大東北は、2回裏1アウト1塁3塁と先制のチャンスを作ります。吉田監督が出したサインは初球スクイズ。しかし、聖光にスクイズを見破られ先制のチャンスを逃してしまいました。試合も1対2で敗戦。
吉田監督は、この試合で、自身の“思い込み”を痛感したと話します。
吉田監督
「1アウト1・3塁のチャンスが2アウト2塁になってしまったので、そこは私のウエスト(意図的にボール球を投げる行為)してこないという思い込みが私の中では反省しています」

取材したこの日はメンバー発表があり、堀米ツインズを含めた20人の選手の名前が呼ばれました。選ばれた選手たちはチームの想いを背負い夏の大会に臨みます。
鈴木良輔主将
「このメンバーに外れてしまった人たちのサポートがないと勝ち上がれないと思うのでそこはしっかり明日の練習からチーム日大東北として夏の大会に挑めるように全員で戦っていきましょう」
2021年、甲子園に出場し県民に感動を与えた日大東北。今年は総勢80人の選手たちが先輩たちからバトンを受け取り再び聖地「甲子園」を目指します。
堀米涼太投手
「秋の大会で負けてから冬にかけて厳しい練習を乗り越えてきたのでなんとしても3年生のためにチームのためにという思いで臨んでいこうと思います。」
堀米翔太選手
「去年の秋に聖光学院に負け敗戦から自分に責任を感じていて冬は誰よりも頑張ってきた自信があるので外れた3年生の気持ちをしっかり背負って精一杯頑張りたいと思います。」