夏の高校野球・県大会の注目校を紹介するシリーズ「つなぐエール甲子園のキセキ」。

2021年の覇者「日大東北」を取り上げます。甲子園を経験した選手が多く残っている日大東北、連覇を狙うカギは「双子」のバッテリーです。
2021年の夏の県大会決勝の光南戦、サヨナラ打を放ち、日大東北は18年ぶりの甲子園への切符を掴みとりました。
松川侑也前主将
「こうやって最後、勝って皆で泣くことができて本当に今までやってきたかいがあったなって思います」
甲子園では初戦で負けたものの、滋賀の強豪近江を相手に2点を奪い、粘り強い試合を見せました。
あれから1年・・・
部員は80人で甲子園を経験した選手も多く残っている日大東北。なかでも注目はピッチャーの堀米涼太選手とキャッチャーの堀米翔太選手の双子のバッテリーです。

甲子園で登板した弟の堀米涼太投手(2年)は、緩急を活かした粘り強い投球を武器に1年生ながら強打の近江打線を相手に力投を見せました。
堀米涼太投手
「(兄の翔太選手も)普段のピッチングから自分の違いを言ってくれてるので頼れる存在です」
涼太投手の女房役、双子の兄・堀米翔太選手(2年)。弟・涼太投手の一番の理解者であり最も信頼して投げることができる最高の相棒です。
堀米翔太選手
「組んでいる期間は長いので自分も一番理解している投手なのでそこは胸を張ってリードできます。投手の持ち味を引き出すという意味では兄弟は強みだと思う」
2人には夢があります。それは兄弟そろってのプロ野球選手。今回の大会はその夢への第一歩です。
堀米涼太投手
「自分は野球が好きなのでプロでできるだけ上のレベルでやりたい」
堀米翔太選手
「将来の夢はプロ野球選手を目指して今頑張っています」