参院選の演説中に銃撃された安倍元総理の告別式が行われました。その後、遺体は永田町周辺をめぐり、最後の別れをしました。
一般の弔問客は、告別式の会場には入れませんが、安倍元総理と最後の別れをしたいと多くの人が集まりました。
弔問に訪れた人
「安らかにお眠りくださいと心の中でお伝えいたしました」
午後1時に始まった告別式は、近親者のみの家族葬の形で行われ、麻生副総裁が弔辞を読みました。
麻生副総裁
「国際社会での日本の存在感を高めた、戦後最も優れた政治家だった」
そして「自分が安倍さんから弔辞をもらうはずだったのに」と悔しさをにじませました。
告別式では、安倍氏が東日本復興支援ソングの「花は咲く」をピアノで演奏し、妻の昭恵さんが歌う動画が流されました。
参列者によると、昭恵さんは涙ながらに喪主としてのあいさつを行い、事件当日「奈良の病院に駆けつけた際に安倍元総理の手を握ると握り返してくれたような気がした」と話したということです。
自民党 衛藤征士郎衆院議員
「昭恵夫人が数分間、頬ずりしていましたね。遺体にね、顔にね、数分間していましたね。号泣してたね」
記者
「安倍元総理の遺体を乗せた車が今、葬儀が行われた増上寺を出ました。沿道の人々から拍手や弔いの声が上がっています」
昭恵さんは、集まった人たちに向かって何度も頭を下げました。そして、安倍元総理の遺体は、永田町周辺へ…
記者
「自民党本部前に今、ゆっくりと安倍元総理の遺体を乗せた車列が入ってきました。ありがとうという感謝の声、そして拍手も送られています」
そして、歴代最長となる8年8か月を過ごした総理官邸。遺体を乗せた車は、正面の入り口で一度停車し、待ち受けた岸田総理らが両手をあわせました。その後、安倍元総理の遺体は、都内の斎場で荼毘に付されました。
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