福島第一原発2号機で、デブリの取り出し口をふさぐ堆積物を水で洗い流す作業について、東京電力は13日、異常が起きないかなどを確認する試験を行うと発表しました。

福島第一原発2号機では今年3月末までにロボットアームを投入して、原発事故で溶け落ちた核燃料「燃料デブリ」の試験的取り出しを始める予定です。しかし、投入する入り口部分を、ケーブルなどが溶けて固まった堆積物がふさいでいるため、10日から棒のようなもので突き崩す作業が始まっています。

東京電力は、今後、水で洗い流す作業を行うため、13日と15日に試験的に水を流して異常が起きないかを確認し、問題がなければ16日から本格的な作業を始めることにしています。

※写真は低圧水除去装置・東京電力HD提供