リンゴやナシの病気「火傷病(かしょうびょう)」に感染するおそれがあるとして、県は発生が確認されている中国産の花粉を使わないよう農家に呼びかけています。

火傷病はエルピニア・アミロボーラという細菌による植物の病気で、リンゴやナシ、マルメロなどの植物に感染し、大きな被害をもたらします。

火傷病のリンゴの木(長野県ホームページより)


国内では発生していないため、国は病気が出ている国から枝や実の輸入を制限して警戒を続けていますが、中国で2021年から感染が起きていることが分かりました。

このため、県は中国から輸入した授粉作業用の花粉を使わないよう緊急の呼びかけを行っていて、今月31日まですでに購入している農家から花粉を買い取り、廃棄するとしています。

火傷病を防ぐ有効な方法は確立されておらず、かかった場合は木の伐採が必要だということで、県が対応を呼びかけています。