感染症が広まる中、医薬品に関しては…
日赤医療救護班 山代豊 班長(医師)
「医薬品に関しては基本的にはそんなに足りないという感じはしておりません。
鳥取県は、今回まだ始動しておりませんけれども、薬剤師会が持っているモバイルファーマシーという、現地に動く薬局を投入したり、災害時には災害処方箋というのが切られますので、災害処方箋を使って薬剤投与っていうのはかなり上手に回るということもございます」

ただ、被災した人の中には、自分が飲んでいる薬や、おくすり手帳を家から持ち出すことができていない人も多く、薬が処方できないというジレンマが発生していると言います。
日赤医療救護班 山代豊 班長(医師)
「『何を飲んでるか分からないが血圧の薬がないんです』『糖尿病なんですけども、何の薬を使ってたのかが分からない』という状況でございます。物資が足りないんじゃなくて現地での情報が足りないという話です」
首相官邸のホームページでは「大規模災害発生時には1週間分の備蓄が望ましい」とされています。
また、持病がある人は、おくすり手帳を持ち歩くこと、スマートフォンに服用している薬の内容などを記録しておくなど、日ごろの備えが重要となりそうです。