米津龍一気象予報士:

あすのお天気ポイントはこちら。

晴れても東部富士五湖では、寒くなりそうです。

なぜなのか? 

まずあすの天気ですが、日本の南にある低気圧による雲が午前中、かかりやすい影響もあります。

ただ、西から高気圧が張り出してきますので、それによりだんだんこの雲も取れてきて、あすの天気は午後ほど晴れということになります。

県内各地午後ほど晴れやすいのは共通していますが、東部・富士五湖が気温が上がらない理由があります。

高気圧は時計回りに風が吹きます。ですから、冷たい東よりの風が流れ込んできやすいんです。

これにより東部・富士五湖はその影響を受けやすく、晴れても寒い1日となります。
中西部はその風が入りにくいのできょうと同じぐらいの気温となります。

週間天気をご覧ください。

この先の天気傾向は、基本的には天気の崩れはなく晴れる日が多くなる見通しです。金曜日、土曜日に関しては北よりの風がやや強まりますので、晴れても空気が冷たい1日。
甲府の平年の最高気温はこの時期大体9℃ほどなんですね。ですから、平年よりも気温が高い日がしばらく続くと予想しています。

その甲府ですが今後はどのようになるのか16日間先の予報で、今後雪が降るかも含めて確認します。

まず一番下の天気マークを見ていただくと、雪マークはありません。ですから現時点では雪の心配は2週間ほど直近ではないと予想しています。
次に気温を見てみますと、平年の気温と甲府の最高気温を比較すると、ずっと高い状況が続く見通しです。やはり今年は暖冬傾向と言っていいと思います。
ただ、晴れる日というのは地上から熱が逃げる放射冷却が影響する日もありますので、最低気温は平年よりも下回る日も出てきます。ですから、水道管の凍結にはまだまだ注意が必要なタイミングもあると見ています。