地域防災の専門家である金沢大学の青木賢人准教授にお話を伺います。この先、被災地にとって必要となってくる防災対策について伺いました。

青木准教授によりますと、被災地でいま最も懸念しているのが低体温症への対策です。

低体温症とは

低体温症とは、脳や内臓など身体の内部の温度が下がってしまう事をいいます。深部の体温が35度以下になると、激しい震えや、判断力の低下といった症状があらわれ、最悪の場合死に至ることもあるんです。対策としては…

(1)「防寒着」・重ね着をする・防寒着の中に雨がっぱを着る
(2)「新聞紙の活用」・腹巻・袋に入れてその中に足を入れる
(3)「段ボールの活用」・床に敷いて簡易ベッドに
(4)「カイロの有効利用」・ある程度体が温まったら、熱がまだ残った状態で密封ポリ袋に入れる事で一時的に熱の放出を止めることができる

低体温症対策を

被災した方々は避難所、自宅、車の中など様々な場所で生活を送っています。この先、被災地で生活していく上で注意すべきことを伺いました。