JR城端線と氷見線の1日あたりの利用者が、ここ2年間で2000人近く落ち込んでいることがわかりました。

これは、沿線の自治体やJR西日本などでつくる「城端・氷見線活性化推進協議会」の総会で発表されたものです。



これによりますと、JR城端線と氷見線の1日あたりの利用者は昨年度9374人で、ここ2年間で2000人近くが減少しています。



JR城端線・氷見線は沿線の人口減少が加速する中で、両線に乗り継ぎしやすいよう路線バスのダイヤを改定するなど、利便性の向上に取り組んだことから、2019年度までは増加傾向が続いていました。

しかし、翌年度以降は新型コロナウイルスの感染拡大による行動制限が影響し、目標とする1万840人には届かない結果となりました。

高岡市総合交通課 表野勝之 課長:
「普段の生活の中で利用を控えているマインドがまだまだあるのかな、そういったところをうまく啓発して、しっかり安全で快適に利用できる交通手段だというところのPRも取り組んでいけたらと思います」

JR城端線・氷見線をめぐっては、利用者の減少にともなう路線維持の観点から、JR西日本が次世代型路面電車システムいわゆる「LRT化」を提案しています。



県側は、新型車両の導入などLRT以外の交通手段についても検討する予定で、概算の整備費を調査し、LRT化した場合と比較検討することにしています。