岡山市のベーカリーが、日本で初めてとなる「焼きたてパンのサブスクサービス」を始めました。夜に焼いたパンが、翌朝自宅に届けられるというサービス。配達を担うのは、身近ながら、意外な人たちです。
焼き立てパンが早朝自宅に届けられる?!

オーブンの中から出てきたのは、焼きたてのクロワッサン。店の人気ナンバー1商品です。
(利用客)
「バターの香りがすごく強くて、好みなクロワッサンなので、よく食べます」


岡山市に本社を置くイシカワホールディングスが展開する、ベーカリー「Merci(メルシー)」がきょう(10日)から始めた日本初のサービス。それは「夜に焼いたパンが翌朝、自宅に届く」サブスクです。

パンの配達を担うのは…。
(瀬戸大輝記者)
「こちらが先ほど焼かれたパンです。積み込まれているのは、新聞配達のバイクです」
パンを届けるのは新聞配達員!「いい匂いだなと思いながら配達」


「Merci」がタッグを組んだのは、山陽新聞です。配達員は新聞とともにパンもポストへ届けます。
(配達員)
「新しいですよね。新聞配達しかしてこなかったので、いい匂いだなと思いながら、気分も高揚しながら配達しました」

「冷凍パン」のサブスクはあれど...「焼き立て」は国内初
これまで、他の事業者による「冷凍保存したパン」の宅配サービスはあったものの、「Merci」がこだわったのは「焼きたてのパン」を早朝に届けること。新聞配達のネットワークを生かすことで、焼きたてパンのサブスクが実現しました。

(Merci 石川康晴会長)
「正確な時間に届けることに新聞は慣れているので、非常にメリットがあるのではないかなと」
