オリオールズからFAとなっている藤浪晋太郎(29)がニューヨーク・メッツと1年契約で合意したことを2日、MLB公式サイトなどアメリカの複数のメディアが報じた。年俸は335万ドル(約5億円)で85万ドル(約1億3000万円)の出来高払いもつくという。
藤浪は昨季、ポスティングシステムを利用しメジャーに挑戦。阪神からアスレチックスに1年325万ドル(約4億1600万円)の契約で移籍したが、アスレチックスでは34試合に登板し5勝8敗、3ホールド、防御率8.57と結果を残せず。7月にオリオールズに電撃トレードとなり、移籍後は中継ぎで登板。30試合で2勝0敗、2ホールド、2セーブ、防御率4.85の成績で、地区優勝に貢献した。
8月14日には日米通じてプロ初セーブを記録。アスレチックスでは49回1/3イニングで30個与えていた四球は、オリオールズに移籍すると30試合、29回2/3イニングで15個。8月から9月にかけては11試合連続無四球もマークした。
メッツは昨季、ナ・リーグ東地区4位。チーム防御率もMLBワースト9位の4.45に終わった。同じメジャー2年目で先発の千賀滉大(31)が所属しており、藤浪が中継ぎで起用されれば、日本人リレーに期待が高まる。
■藤浪晋太郎(ふじなみ しんたろう)
1994年4月12日生まれ、197㎝ 98㎏、右投右打
大阪府堺市出身。竹城台東小1年で野球を始め、2年時から投手。 大阪桐蔭高では1年夏からベンチ入りし、2年春から背番号1。3年の時に史上7校目となる「甲子園春夏連覇」を達成。さらにその年の国体でも優勝し史上3校目となる「高校三冠」を手にした。2012年ドラフト1位で阪神に入団。2015年には最多奪三振のタイトルを獲得。2017年WBC銅メダルメンバー。














