能登半島地震の被災地で求められている様々な分野の支援に向けて、青森県の派遣チームや警察の部隊が現地へ出発しました。

県の災害派遣精神医療チーム「DPAT」の1次隊は、弘前愛成会病院の医師や看護師など4人で、10日午前8時半頃に出発しました。

「DPAT」は、被災地などで精神的な医療や支援活動を行う専門チームで、1次隊は11日から石川県の避難所で被災者の心のケアなどにあたります。

弘前愛成会病院 宮﨑健祐医師
「(被災者に)寄り添って、お話を聞いて一つ一つ丁寧にやっていくということが原則だと思うので、こういう慌ただしい時こそ一つ一つ丁寧にやることを心掛けたい」

「DPAT」の1次隊は15日まで活動し、その後、2次隊が派遣されることになっています。また、県警察本部の広域緊急救助隊と東北管区警察局の機動警察通信隊、合わせて22人も現地に向け出発しました。

両部隊は、被害の大きい石川県珠洲市で行方不明者の捜索などを行う予定です。