大分駅前にあるフランシスコ・ザビエルの像に去年、強力な接着剤でプリントシールが貼りつけられた事件は、複数の未成年者が関与していたことが分かりました。
この事件は去年11月、JR大分駅前にある聖フランシスコ・ザビエル像にプリントシールが強力な接着剤で貼りつけられていたものです。大分市は警察に被害届を提出、警察は器物損壊の疑いで捜査していました。
(大分市公園緑地課・和歌宏文さん)「市民の方に親しまれている像がこのように傷つけられて非常に残念に思っております」
その後、事件に複数の未成年者がかかわっていたことが関係者への取材で新たにわかりました。この複数の未成年者と保護者が大分市に謝罪と弁償の意思を示したことを受けて9日、専用の薬剤を使って修復作業が行われました。
費用は未成年者らが全額負担することになっていて、作業によっては150万円にのぼるということです。
(大分市公園緑地課・和歌宏文さん)「見た目も目立つような、修復しましたというようにならなかったので良かったですね」
市は今後修復作業を施した所が変色しないかなど、銅像の経過を観察し費用を確定させることにしています。