9日、歌手の八代亜紀さんが12月30日に死去していたことを、所属事務所が発表しました。73歳でした。死因は急速進行性間質性肺炎でした。
八代亜紀さんは熊本県八代市出身、1971年にデビュー。1979年「舟唄」で日本レコード大賞・金賞、1980年「雨の慕情」で日本レコード大賞・大賞を獲得し、立て続けに大ヒットを記録。そのほか演歌「愛の終着駅」「もう一度逢いたい」「おんな港町」など多くのヒット曲を抱えていました。
さらに演歌以外にも音楽活動の幅を広げ、2012年にジャズアルバム「夜のアルバム」を発売。邦人アルバム史上最大級となる世界75の国と地域に配信され、Billboard JAPAN Jazz Albums of the Year 2013を受賞。米ニューヨークの老舗ジャズクラブ「Birdland」でジャズ・シンガー ヘレン・メリルさんと共演を果たし、仏国のポップスシンガー シルヴィー・バルタンさんの日本最後の公演にゲスト出演するなど、世界を舞台に活躍していました。
そして絵画では画家の登竜門とも言われる世界最古の美術展、フランスの「ル・サロン」で5年連続入選を果たし永久会員となり、2016年にはモンゴル国より「日本モンゴル文化大使」に任命され2018年に「北極星勲章」を授与されるなど、音楽以外の文化活動にも精力的に取り組んでいました。
近年では、芸能生活50周年を迎えた2021年に第42回松尾芸能賞 大賞を受賞。
同年9月25日、デビュー50周年記念 ベストアルバム「八代亜紀 ベストヒット」を発売。
2022年10月21・22日に、自身初となるフランス公演をパリ日本文化会館で開催。
2023年3月15日に新曲「想い出通り」を発売していました。
しかし2023年9月には膠原病のために活動を休止し、療養に専念していました。
▽ ▽ 所属事務所 発表全文 ▽ ▽
【ファンの皆様ならびに関係者の皆様へ】
平素よりご厚情をいただき心より感謝申し上げます
2023年9月に膠原病の一種であり指定難病である抗 MDA5 抗体陽性皮膚筋炎と
急速進行性間質性肺炎を発症し療養を続けておりました弊社所属の八代亜紀が
12月30日に永眠いたしましたことを謹んでご報告申し上げます
葬儀は八代自身の強い遺志により弊社スタッフのみで2024年1月8日に執り行い
とても穏やかな顔で旅立ちました
一日も早い復帰を目指し治療とリハビリに励んでおりましたが
容態の急変により皆様へこのようなご報告をしなければならなくなりましたことは
無念でなりません
代弁者として歌を歌い 表現者として絵を描くことを愛し続けた人生の中で
常に大切にしていた言葉は「ありがとう」でした
「一人では何も出来ない、支えてくれる周りの皆様に感謝を」という
父と母からの教えを八代自身は体現し続けて参りました
療養期間中も傍で支えるスタッフや医療従事者の皆様に
「みんなありがとう」と感謝を伝え
最期まで八代亜紀らしい人柄が滲み出ておりました
これから先いつまでも八代亜紀が命を吹き込んだ作品の数々が沢山の人達に愛され
皆様の心の中に生き続けることを八代自身も望んでいると思います
後日にお別れの会を執り行いたいと思っております
詳細については改めてご案内申し上げます
今まで応援してくださったファンの皆様 関係者の皆様に
心より深く感謝 御礼申し上げます
本当にありがとうございました
2024年1月9日
株式会社 ミリオン企画
△ △ 全文 以上 △ △
【担当:芸能情報ステーション】














