大分県日田市の原木市場で初セリが行われ、県産のスギやヒノキが例年より1割ほど高値で取り引きされました。

日田市の中央木材市場で行われた初セリには、製材業者らおよそ120人が参加しました。市場では県内で伐採されたスギやヒノキなど7000立方メートルが競りにかけられ、業者が次々と落札していきました。

1立方メートルあたりの平均単価はスギが1万3100円、ヒノキが1万8300円と円安によって外国産木材の輸入が少なくなっている影響で、例年に比べ1割ほど高値で取り引きされたということです。

(日田中央木材市場・諌本憲司社長)「まずまずのところをいっている感じでは。量・価格とももう少し伸びていければと期待している」

今後の見通しについて木材市場では「長引く円安と林業生産者の人手不足で高値傾向で推移するのではないか」と予測しています。