アメリカ軍普天間基地の辺野古への移設をめぐり沖縄防衛局は軟弱地盤がある大浦湾側での工事再開に向け、9日に海上で準備作業を始める方針です。

普天間基地の移設先とされる名護市辺野古での工事をめぐり先月、移設に反対する県に代わって、国は地盤の改良工事を承認する代執行を行いました。

これまで地盤改良の必要がない辺野古沖での工事が進められてきましたが、防衛省関係者によりますと今週12日には軟弱地盤がある大浦湾側で護岸建設再開に向けた海上ヤードを設置する工事に着手する方針で、これに向けた作業が1月9日に始められる予定です。

12日の工事では石材を海中に投入するため、これに先立ち海の濁りが広がるのを防ぐ囲いを設置するということです。

工事の実施計画について、県と沖縄防衛局は事前に協議することになっていますが防衛局は協議を待たずして今月12日には工事を再開する方針です。