アメリカのブリンケン国務長官はイスラエルをふたたび訪問しました。ガザでの民間人の犠牲を抑えるため、イスラエルに対して戦闘の縮小を改めて求める方針です。

先週から中東各国を歴訪しているアメリカのブリンケン国務長官は8日、イスラエルに到着しました。

これに先立ち、ブリンケン長官は報道陣に「イスラエルは民間人を保護するためさらなる取り組みが不可欠だ」と強調し、ガザでの戦闘の縮小を改めて求める考えを示しました。

こうした中、バイデン大統領が8日、演説している最中に聴衆がガザでの即時停戦を訴えて声を上げ、演説が中断する一幕がありました。

バイデン大統領は抗議について「情熱は理解できる」と述べる一方、「イスラエル政府に対してはガザでの攻撃を減らし、大規模に撤退するよう静かに働きかけてきた」と強調しています。