1月8日は成人の日。静岡県内でも多くの人が20歳を迎えましたが、その中に、子どもの頃からの消防士という夢を叶えた双子の姉妹がいます。新人消防士として日々奮闘する2人、配属から日が浅い中で大きな経験を積んでいます。
<双子新人消防士の奮闘/1/2/3/4/5/6/7>
1月7日、伊豆市で行われた20歳を祝う式典です。友人や恩師と久々の再会を喜ぶ中に、双子の姉妹がいました。久保田紗里奈さん(20)と双子の妹の優里奈さん(20)です。
<田方中消防署 妹・久保田優里奈さん>
「音声指令に切り替えます。傷病者、意識なし。呼吸ありのため、PA連携出動としました」
華やかな振袖の姿から、一転。2人は駿東伊豆消防本部の消防士として働いています。
<沼津北消防署 姉・久保田紗里奈さん>
「予告指令、火災、入電中。沼津市大塚」
沼津北消防署で当直勤務をしていた姉・紗里奈さんに、出動指令がでました。火災現場で初めて消火活動をしたという紗里奈さん。火災から身を守る服は、白く汚れていました。
<沼津北消防署 姉・紗里奈さん>
「たくさんの現場を見て、まだまだ自分は無力だなって感じることが多いんですけど、先輩たちの姿を見て、自分にも取り入れて、どんどん成長して、消防士として町とか人の役に本当に立つような人になっていきたいなっていう気持ちが強くなりました」
一方、妹の優里奈さんは、伊豆の国市を担当する田方中消防署での勤務です。
<田方中消防署 妹・優里奈さん>
「緊張してます。現場に行ってもその都度やることが違うので、わからないことは本当に先輩に聞いて」
着任から3か月が経った1月1日午後。ここから優里奈さんを取り巻く状況は急激に変化します。伊豆の国市内で起きた交通事故を受けて救急隊の出動指令を確認する優里奈さん。その時でした。緊急地震速報が署内に鳴り響いたのです。
<当直指令>
「震度いくつ?」
<消防署員>
「6強です」
「出動準備」
最大震度7。能登半島地震が起きました。緊急消防援助隊の応援要請に備えて、活動に必要な資機材を準備します。すべてが初めての経験となった優里奈さん。
<田方中消防署 妹・優里奈さん>
「消防に入る前は、試験が受かっただけですごくうれしくて、自分がどんな消防士になれるかも想像もつかなかったので、いまはとにかく目の前のことに必死で、先輩の背中を追いかけて過ごすのが精一杯なので、とにかく早く仕事を一人前にこなせるように頑張りたいです」
「毎日が勉強」と話す紗里奈さんと優里奈さん。1人でも多くの人の力になりたいと学びを続けます。
注目の記事
【3月9日】レミオロメンのカバーで1000万回再生 当時高校生だった3人が15年後の「3月9日」に再会した理由「この日しかないと思って【前編】

「おとうは、かっこいいけど…」 津波で父は行方不明 15歳の野球少年は30歳に 娘ができて初めて気づいた“父の偉大さ”

【講演全文・前編】3・11当時の気仙沼警察署長が「決断と後悔」語る【東日本大震災15年】

「この子と飛び降りようと…」2歳で失った左手 それでも息子は前を向き パラ陸上で世界を狙う白砂匠庸選手 見守り続けた両親と笑い合えるいま

「検診の痛みは、治療の100分の1」私が子宮頸がんで失った、腎臓と、自由と、子どもとの時間 放送作家・たむらようこさん

南極の氷が「最大42キロ」後退 失われた面積は「東京、神奈川、千葉、埼玉に匹敵」30年間の衛星データで判明 将来の海面上昇に警鐘









