ついに議員の逮捕につながった自民党・安倍派をめぐる政治資金パーティーをめぐる事件。安倍派のトップ・塩谷立座長(比例東海ブロック)は、年が明けても説明する気配はありませんが、身内から「早く会見すべき」との声が上がっています。
<伊部桜輔カメラマン>
「事務所によりますと、いまのところ塩谷議員が説明の場を設けることはないということです」
静かな時が流れる浜松市中央区の塩谷立座長の事務所。対照的に激しく動いているのが安倍派をめぐる捜査の動きです。安倍派所属の衆議院議員池田佳隆容疑者(57)と政策秘書の男は2022年までの5年間で、安倍派から総額約4,800万円のキックバックを受けたにもかかわらず、収支報告書に収入として記載せずうその記入をしたとしてきのう東京地検特捜部に逮捕されました。
<自民党安倍派 塩谷立座長>
「いま現在、精査中ですね。いま、それぞれの捜査が進んでいる中で、まだ具体的なことを申し上げる段階ではないと思っています」
政治資金パーティーをめぐる問題が浮上して以降、塩谷座長は詳しい説明を避け続けています。安倍派の最高顧問を務める衛藤征士郎衆議院議員はこの事態にしびれを切らし塩谷座長に意見したことを明かしています。
<自民党安倍派 衛藤征士郎最高顧問>
「塩谷君に早くこの事態を受けて『記者会見をしなさい』って言っているんだけど、『ちょっと待って下さい』と言って延び延びになったんですね。安倍派としてこの対応をどうするか、しっかり記者会見で表明すべきだ」
池田容疑者は逮捕前、周囲に「派閥から収支報告書に記載しなくてもいいといわれていた」と話していたということで、派閥が何を指示していたのかは今後の焦点となりそうです。
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