今月1日に発生した能登半島地震の被害が続々と明らかになっています。富山県内では8日、建物への被害が806棟と、前の日よりも100棟以上増えました。

住家被害
富山県によりますと、8日午後2時までに確認された県内の建物への被害は806棟。
このうち全壊は16棟で、すべて氷見市の住宅です。また、半壊は25棟で、うち22棟が氷見市、3棟が高岡市です。

また、一部破損は前の日より200棟以上増え618棟で、内訳は小矢部市224棟、高岡市204棟、氷見市167棟などとなっています。

損傷の程度などが分かっていない未分類は147棟で、県東部の入善町や朝日町でも確認されています。

人的被害
けが人の数はあわせて41人。うち重傷者が富山市で2人、射水市で1人です。死亡や行方不明者は今のところ確認されていません。

避難所
現在開設中の避難所は10か所で、122人が避難生活を送っています。避難者は、氷見市で67人、高岡市で37人、射水市で18人です。

断水
断水は少しずつ復旧していますが、今もまだ氷見市の4250世帯、小矢部市の28世帯で断水が続いています。

▽応急の給水場所
氷見市:西の杜学園、海峰小学校、芸術文化館、旧灘浦小学校(旧宇波小学校)、女良地区女性活動拠点施設、碁石公民館、旧久目小学校、比美乃江公園中央駐車場前付近東屋、灘浦小学校(旧灘浦中学校)、学校給食センター、熊無公民館
小矢部市:埴生公民館、岩尾滝くつろぎ交流館