海難事故や有事に備えます。
海上自衛隊岩国航空基地で所属の航空機が参加して年初めの訓練飛行がありました。
第31航空群の群司令・平木拓宏海将補が、「海上自衛隊創設以来、最も厳しい安全保障環境の下で求められるのはスピード感ある的確な判断。訓練は基本の厳守を徹底し、プロフェッショナルとして勤務してほしい」と隊員に訓示しました。開始の号令「訓練かかれ!」
岩国航空基地では、6機種が運用されています。おもな任務は周辺海域の警戒監視や情報収集、洋上の捜索救難で、ここの部隊だけが遂行できるオンリーワンの部隊として知られています。
中でも救難飛行艇US2は飛行機と船の両方の機能を持つ航空機です。
US2の離水や、着水の様子が公開されました。
US2は、1976年に運用する部隊が発足してから1073回、救難に出動し1046人を救助しています。
海難事故を想定した救助訓練もありました。初訓練飛行は、決意を新たにし部隊の士気を高めるために行われますが、業務の都合や新型コロナの影響で、9年ぶりに実施されました。