女優の中村メイコさん(89歳)が、昨年12月31日、肺塞栓症(はいそくせんしょう)で亡くなりました。親友の黒柳徹子さんが所属事務所を通じて追悼コメントを寄せました。
【 黒柳徹子さんのコメント(全文) 】
メイコさんと最後に会ったのは今から二週間前の「徹子の部屋」でした。丁度クリスマスの日でした。
メイコさんは元気で「私が死んだら弔辞はあなたが読むのよ」なんて言ってました。
しょっちゅうそういうことを言っていたので、特別なこととは思いませんでした。番組のおわりで「メイコさん、夢は?」と伺ったところ「犬の役も猫の役もトンビの役もやったからないのよね~」が喜劇女優、最後のセリフでした。
メイコさんは幸せだったと思います。家族みんなが理解してくれていたからです。二歳から仕事をしてたんですから、私から見ると変わっていましたが周りのみんなが、彼女にあわせて大切にしてくれていたからです。ふだん会うと「知らなんだ知らなんだ」と芝居じみたセリフを言ってよく笑わせてくれました。眠る様に亡くなったと伺いました。デリケートな彼女が悩むことなくあちらの世界に逝かれたのは、私にとっては心がやすまる事です。会うたびになんかちょっとしたプレゼントを下さる方でした。寂しくなります。
令和六年一月七日
黒柳 徹子
【担当:芸能情報ステーション】














