たいまつを手にした男衆が勇壮に川を渡り暗闇に火の粉が舞う、新春恒例の鷹栖観音鬼会が4日夜、大分県宇佐市で行われました。

宇佐市に1300年前から伝わる鷹栖観音鬼会は無病息災と五穀豊穣を願い、毎年1月4日に行われています。4日は市の内外から集まった締め込み姿の男衆33人が長さ2メートルのたいまつを手に、極寒の駅館川を勇壮に渡りました。このあと高さおよそ10メートルのドンドに火を放つと、厄除けを願い、勢いよくたいまつを打ち合わせました。

(観客)「すごく感動しました。火の粉も浴びてこれがいいんだろうなという感じで、絶対来年も来ます」

訪れた見物客は暗闇に舞う火の粉を浴びてこの一年の健康を願いました。