5日午前、北海道新ひだか町で走行中のタンクローリーから後ろのタイヤ2本が脱落し、停車中の車などに衝突しました。【画像を見る】
事故があったのは、新ひだか町の国道235号線で、5日午前10時ごろ、浦河町方向に走行していたタンクローリーの左後ろのタイヤ2本が脱落し、近くに停車していた車や家の壁に衝突しました。

脱落したタイヤに巻き込まれた人はおらず、けが人はいませんが、タイヤが衝突した車は天井部分が激しく破損しました。
またもう1本のタイヤは、住宅にぶつかり、壁には黒い跡が残りました。

警察によりますと、脱落したのは、ダブルタイヤ型と呼ばれる内側と外側にタイヤ2本が並ぶタイプで、外側のタイヤが先に外れた後、しばらく走行してから内側のタイヤが外れたということです。

現場の近くからは、タイヤを固定するナット6個が回収されました。
警察は運転していたタンクローリーの男性運転手などから整備状況などを聴くとともに、タイヤが外れた原因を調べています。
道内では11月以降、タイヤが外れる事故が相次いでいて、特にトラックやトレーラーなど大型車の場合、外れたタイヤのほとんどは左後ろとなっています。
警察は、日頃からナットに緩みがないか点検するとともに、運転中に違和感を覚えたら運転をやめるよう呼びかけています。