タイの住宅街で殺虫剤に使われる毒性の強い化学物質が運搬中のトラックから漏れ出して出火する騒ぎがあり、周辺住民が避難しました。
住宅街で大量の煙が噴き出しています。現地メディアによりますと、首都バンコク近郊のサムットプラカーン県で4日、化学物質を工場に運搬していたトラックの運転手がリン化水素の入ったドラム缶から火が出ているのに気づき、通報しました。
駆けつけた消防隊が本来、リン化水素と混ぜてはいけないはずの水をかけて消火しようとしたため、火の勢いはさらに激しくなったということです。
殺虫剤に使われるリン化水素は空気中の酸素と反応して自然発火するおそれがあるほか、毒性が強く、体内に摂取すると呼吸器不全などを引き起こす危険性もあります。
これまでに重大な健康被害を訴える人は確認されていないとされますが、周辺は悪臭に包まれたということで、現地当局は付近の住民を避難させるとともに、リン化水素を安全な場所に移動させる措置をとっています。
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