去年(2023年)1年間の日本の平均気温が、気象庁が明治時代に統計を始めてから最も高くなりました。

気象庁によりますと、去年の日本の平均気温は、年平均気温の基準値と比べ+1.29℃で、明治時代の1898年に統計を開始して以降、これまでで最高だった2020年の+0.65℃を大きく上回り、最も高くなりました。

地球温暖化が進んでいることから、2019年からの最近5年間の年平均気温はすべて歴代5位以内に入っていますが、去年はさらに、▼寒気と暖気の境目である偏西風が平年より北側に蛇行したことや、▼日本の南の高気圧の勢力が強かったことで、日本付近が1年を通じて暖かい空気に覆われたため、特に気温が高くなったということです。