元日に石川県・能登地方で発生した地震で、震度7を観測した志賀町にある漁港で、津波がおよそ4.2メートル遡上していたことが東京大学地震研究所の現地調査でわかりました。
東京大学地震研究所が能登半島北部で現地調査を行ったところ、志賀町の赤崎漁港では海岸に到達した津波が陸地を這い上がって高さを増し、およそ4.2メートルまで達していたことが推定されるということです。
これは、漁港の倉庫の壁に残された津波の痕跡から推定したもので、この漁港では、このほかにも港の施設などに被害が出ているということです。
一方で、この漁港の海岸の隆起はおよそ25センチにとどまっていたということです。
この漁港よりも能登半島の北側にある輪島市の漁港では、海岸線に最大3.9メートルの隆起が確認されたものの建物などに目立った津波の被害は確認されていないとして、「隆起が小さかった海岸沿いでは津波の被害が出たと予想される」としています。
注目の記事
「“離脱して良かった”という声の方が多い」自公連立に“終止符”を打った会談の裏側と「高市総裁は総理になれるのか?」公明・斉藤代表に聞いた【news23】

敗者の脳は語る— マウス社会の「負けグセ」をつくるスイッチを発見! 脳から特定の部位を取り除くと…

【クマ襲撃】被害者の9割が顔面損傷…鼻がなくなり骨は粉砕「体を大きく見せようと立ち上がって…」医師が語るクマ外傷の実態 47歳男性はあの日を境に人生が一変

特集戦後80年「総理所感」は何を伝えたのか 沖縄戦体験者「歴史直視を」

「あの日までのお母さんも死んだ」“たった15分の横着”が奪った夫と日常 1枚800kgの鉄板落下事故 被害者家族が訴え「被害者にも加害者にもさせないために」


乳房再建は “形” でなく “生き方” 取り戻す治療…富山大学で進む乳房再建の最前線
