イギリスのスナク首相はウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談し、防空システムの強化について議論したほか、今後も軍事支援を継続する考えを伝えました。

イギリスの首相官邸によりますと、スナク首相は2日、ゼレンスキー大統領との電話会談で、イギリスが追加供与した地対空ミサイルにより、防空システムが強化されたことなどを話し合ったほか、「2024年を通じて、その先も、侵略と占領と戦うウクライナを揺るがずに支援し続ける」と述べたということです。

一方、ゼレンスキー大統領はスナク首相に対し、「この5日間で500発以上のミサイルとドローンがロシア軍によって発射された」と伝えた上で、防空強化のためのイギリスの支援に謝意を示したとしています。

また、ゼレンスキー大統領は2日のロシアによる攻撃で、極超音速ミサイル「キンジャール」10発を迎撃したとした上で、「防空システムとミサイルが追加供与されるたびに、より多くの命が救われる」と述べ、欧米に対し、さらなる供与の必要性を訴えました。