羽田空港で日本航空機と海上保安庁の航空機が衝突した事故について、イギリスのメディアは速報で伝え、大きく報じています。

イギリスBBCは事故について速報で伝えた上で、発生からおよそ40分後にはニュースサイトに時系列で情報を伝える「タイムライン」を立ち上げました。

その中で、羽田空港で友人を待っていた男性の話として、「友人があの飛行機に乗っていたかもしれないと思うと衝撃だ」「地震と津波、そして今回の事故が起き、日本は非常に恐ろしい2024年の始まりとなった」と語ったと報じています。

また、日本航空の機体から乗客・乗員全員が脱出したことについて、専門家の大学教授は「日本は輸送の安全に関して驚異的な実績を誇り、日本航空は安全性において世界的なリーダーだ」と指摘。そのうえで、「乗客らの避難が成功したところを見ると、客室乗務員の訓練にどれだけの労力が費やされたのかが想像できる」とのコメントを紹介しています。

さらに、ガーディアン紙もタイムライン形式で能登半島地震とともに事故の詳しい状況を伝えるなど、イギリスのメディア各社は羽田空港での衝突事故について大きく報じています。

一方、アメリカの有力紙「ニューヨークタイムズ」の電子版は、炎上する日本航空の機体から乗客・乗員全員が脱出したことについて、「奇跡」だと報じました。

専門家のコメントを引用する形で、厳しく緊迫した状況の機内から全員を脱出させた乗員が称賛されているとしています。

このほか、CBSテレビが朝のニュース番組の冒頭で事故について報じるなど、アメリカでも大きく報道されています。