専門家は今回の能登半島地震について引き起こした活断層の「大きさ」に注目したうえで「想定を超えたものだった」と話しています。

新潟大 災害・復興科学研究所 卜部厚志教授
「沖合の活断層150キロそのものが全部一緒に動くということは、今まで(近代観測の中では)事例がないので想定を超えたものになった」

地震の規模=マグニチュードは、活断層の大きさに比例するとされています。新潟大学の卜部厚志教授によりますと、今回の活断層はおよそ150キロで、2004年の中越地震に比べておよそ5倍だということです。

新潟大 災害・復興科学研究所 卜部厚志教授
「大きめな余震が発生する可能性はあります」

一方、新潟市内で確認された液状化現象については…

新潟大 災害・復興科学研究所 卜部厚志教授
「60年前の新潟地震の時にも液状化をしている。課題として残されたまま町が発展して来ているので、そんな現状がまた出てしまった」