中東の紅海で民間のコンテナ船がイエメンの武装組織「フーシ派」の襲撃を受け、アメリカ軍が対応し、小型船に乗った武装集団を殺害しました。

アメリカ中央軍によりますと、12月31日、紅海でシンガポール船籍のコンテナ船から「フーシ派の小型船4隻から攻撃を受けている」との救難信号が発信されました。

小型船はイエメンのフーシ派支配地域から出港し、銃を発砲してコンテナ船に接近し、乗船を試みたということです。さらに、小型船の乗組員は救援のために現場にかけつけたアメリカ軍のヘリコプターに対しても発砲してきたため、ヘリコプターは正当防衛として応戦し3隻を沈め、乗組員を殺害したということです。

このコンテナ船からは30日にも「ミサイル攻撃を受けた」との通報があり、対応したアメリカ軍がイエメンのフーシ派支配地域から飛来した弾道ミサイル2発を撃墜したばかりでした。