天竜川から向こうは独立国だと思って行政運営していた

<鈴木康友さん>
「立ち入ってもしょうがない話。構造上の違いもあってね、静岡市は県庁所在地だから県との距離も近い分、いろいろ問題もあるけど、浜松市は全く関係ない。天竜川から向こうは独立国だと思って行政運営していたので、あんまり県とは、逆に言うとあんまり関わってほしくないくらいの感じでしたから」

<田辺信宏さん>
「浜松市は成功だって言わんばかり。僕らはお互い苦労してやってきましたからね。首長って時に孤独の時がある。そういう意味では先輩、30年来の付き合いの康友さんが同じ静岡県の市長でいてくれたことは私にとってはとっても嬉しかったですね。どうですか康友さん?」

<鈴木康友さん>
「まあ、そうだね」

<田辺信宏さん>
「ははは」

<鈴木康友さん>
「コロナの時はね、もう反射神経で勝負しないといけない。誰も経験したことないことに直面する訳ですから。ああいうコロナ禍みたいな未知との遭遇では、反射神経が絶対必要だと思っていて、他にお手本がない。いちばん最初の緊急事態宣言が明けた時、何を思ったかと言うと、商品券なんて作って配っていたら、いつ次の感染がくるか分からない。時間が勝負だと。キャッシュレスの企業と組んだらどうかと、僕の出した条件が1か月で準備してくれと、それに対してこたえてくれたのはペイペイさんだけだった。ポイントバックキャンペーンが大成功して全国に広まったんですね」