12月28日、静岡市葵区慈悲尾にある静岡市静岡斎場で、火葬後の焼骨を別の遺族に引き渡す取り違えがありました。
火葬炉のトラブルに伴う炉の変更時に確認が不十分だったことが原因で、静岡市と委託業者は関係者に謝罪するとともに、再発防止策を講じるとしています。
静岡市によりますと、12月28日午後2時半頃、A家とB家の火葬業務において、焼骨に添付する名札の移動が適切に行われなかったため、B家の収骨の際に、誤ってA家の焼骨をB家のものとして収骨してしまったということです。
静岡斎場では、火葬業務を市から委託された業者が担当しており、この日は火葬炉の障害により、複数の火葬で使用する炉の変更が行われていました。
収骨終了後に業者がミスに気付き、直ちに市へ報告。
B家に連絡を取って、斎場へ戻ってもらい、その後、両家それぞれに対し、改めて正しい焼骨の収骨が行われたということです。
市は29日、両家や関係する葬祭業者へ謝罪と説明を実施し、30日にも追加の説明を行う予定です。
市は今回の事故について、「火葬炉変更時に必要な表示変更や名札移動、再確認が徹底されていなかった」と原因を説明し、通信障害や霊柩車の到着の乱れなど、複数のトラブルが重なったことも影響したとしています。
今後については、委託業者と連携し、火葬炉を変更した際のリスクを洗い出したうえで、管理体制や確認手順を強化し、再発防止に努めるということです。
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