ウクライナの副首相が来年初めまでに欧米からの資金援助が実現しなければ、およそ1200万人分の公務員の給与や年金の支払いが遅れる可能性があるとして、改めて早急の支援を訴えました。

イギリスのフィナンシャル・タイムズが27日報じたインタビューで、スビリデンコ第1副首相兼経済相は、来年初めまでにEU=ヨーロッパ連合やアメリカが約束した支援を実現できなければ、50万人の公務員と140万人の教師の給与、1000万人の年金受給者への支払いが遅れる可能性があると指摘。「支援は極めて重要で、早急に必要だ」と訴えました。

アメリカ議会ではウクライナへの支援予算案の審議が滞っているほか、EUはハンガリーの反対でウクライナへの資金援助についての協議を先送りしました。

ロイター通信によりますと、ウクライナは去年2月のロシアの侵攻開始以降、歳入はすべて国防関連費に充て、年金などの支払いは海外からの支援に頼っていて、フィナンシャル・タイムズによればウクライナ政府は来年、外部から370億ドル、日本円でおよそ5兆2540億円が必要になるとしています。