年末の帰省シーズンに入り、「家族と車で外出」という方も多いと思います。そんな時に、何よりも気をつけたいのが交通事故です。

きょうからでもできる「命を守るための行動」とは?日本自動車連盟=JAFでは、特に「駐車場から車を発進させる際には注意を」と呼びかけています。

(※当記事は、2023年のゴールデンウィークに配信した記事を、一部加筆して再掲したものです)

「車のまわりで子どもが遊んでいるかも」発進前に注意を

年末の帰省シーズン入り、家族連れで車で外出する機会が増えています。こうした中、特に事故のリスクが高まるのは「観光地や高速道路などの駐車場」だといいます。

(JAF岡山支部 建部拓さん)
「お子様が車の周りで遊んでいることに気づかずに、そのまま車に乗り込んで、発進させてしまってけがをするとか、最悪亡くなるとか...全国ではそういう事故が毎年のように起きています」

2020年までの10年間で、全国では「3歳以下の幼児の歩行者死亡事故」が68件起きていて、このうち「車の発進時」が74%を占めました。

子どもとの外出が増える年末年始。「ドライバーは、いつも以上に車の周りに子どもがいないか注意が必要」と訴えます。

(JAF岡山支部 建部拓さん)
「幼児の歩行者死亡事故を見ていきますと、93%で『ドライバーが安全確認をしていない』ということがあげられています。お出かけの際に子どもたちを事故に巻き込まないためには、ドライバーの発進前の安全確認がとても重要です」