河野洋平元衆院議長は衆議院が行ったインタビューの中で、1994年当時の政治改革関連法案の成立をめぐり「生煮えだった」などと振り返りました。

衆議院は歴代の正副議長をインタビューし、歴史的な出来事の証言を残す「オーラルヒストリー」の事業を開始し、その第一弾として27日、河野洋平元衆議院議長のインタビューをホームページ上で公開しました。

公開された証言の中で河野氏は1994年当時、野党の自民党総裁として関わった政治改革関連法案について、「生煮えというか、本当に完全に議論し切った結論じゃなかった」と回想しています。

また、これまで自民党で繰り返し問題となる「政治とカネ」の問題については「もっと真剣に考えないとだめ」「税金が使われているのに麻痺状態というか本当に困った状態」などと苦言を呈しました。