農家の後継者不足は「コメ農家の所得低下」が要因だとして、新潟市議会の農政議員連盟や市内農協関係者らが26日に、農家の所得向上などを求めて国会議員に陳情を行いました。

農林水産省によりますと、県内で最も広いおよそ3万haの水田面積を持つ新潟市では、深刻な担い手不足などの影響で耕作放棄地が増加傾向にあります。
こうした“担い手不足”には、農家の所得低下が背景にあるとして、市議らは農家の所得向上の政策の拡充や担い手の育成・支援強化を要望しました。
【新潟市議会 農政議員連盟 佐藤幸雄会長】
「いまの農業者がどうやって食べていけるかだけを本気になって国が考えていかないと潰れますよ」
陳情書を受け取った細田健一議員と斎藤洋明議員は今後、農林水産省などの会議で要望を伝えていくとしています。
