賀茂神社天満宮 担当者
「礼儀正しい日本人の性格といいますか、『ほかの人が参拝されている途中に自分も参拝すると失礼かな?』と感じる人も少なくないようで、結果的に行列ができてしまうと考えられます」
一方、同じ米子市にある勝田神社では、混雑防止のための対策を始めています。
勝田神社 担当者
「参拝者の方は自然と2列に並ばれますので、お正月には『2列ではなく5~6列で、横に広がってお並びください』と呼びかけたり、注意書きを貼ったりしています。特に混雑する3が日は、拝殿の扉を開けて、横に広がって参拝していただけるようにしています」
しかし、並んでいる参拝者に呼びかけをしていても、結局、拝殿では1組ずつ参拝する人が多いといいます。
勝田神社 担当者
「やはり皆さん『ほかの参拝者の邪魔をしてはいけない』と遠慮してしまい、1組ずつの参拝となっていると思います。
しかし、行列が道路まで続くことによって危険も生じますし、参拝者の皆さん自身も長時間待つのは大変ではないでしょうか」
一度に多くの人が訪れる初詣の場合、群衆事故が発生する場合も考えられるため、列を作ってゆっくりと順番を待つこと自体がダメということでは決してありません。

1年の始めを気持ちよく迎えたいのは皆同じ。神様は一度に大勢の人に対応できるはずですので、混雑緩和のためにも、今年の初詣は「左右に大きく広がって並ぶ」ということを意識してみると良いかもしれません。