クリスマスを祝う贅沢なお酒といえばシャンパンですが、本場・フランスでは物価高の影響で別の飲みものを選ぶ人が増えています。

記者
「フランスのクリスマスには、このシャンパンがよく似合うんですが、今年は我慢する人が増えているようです」

シャンパンの本場フランス。特にクリスマスの時期には、泡立つグラスを片手に会話を楽しむ人たちが多くなります。

ところが、スーパーマーケットを対象に行われた調査では、今年のシャンパンの販売量は、去年に比べて20.7%ダウン。物価高の影響で、ボトル1本の平均価格は23.60ユーロ、日本円にしておよそ3680円と9.4%上昇していて、値段が3分の1以下のイタリア産などのスパークリングワインを選ぶ人が増えているということです。

買い物客
「まったく買わないわけじゃないけど、数は減らします」
「シャンパンだけでなく、食事全体の値段が上がっているからね」

フランス人がこよなく愛するシャンパン。長引く物価高は、クリスマスの風景にも影を落としています。