ジャニー喜多川氏による性加害問題をめぐり、所属経験がなく当初は補償の「対象外」となっていた男性がきょう、「SMILE-UP.」側との対面での話し合いに初めて臨みました。
ジャニー氏からの性被害訴え
「自分の全部、ありとあらゆること、すべて伝えていきたいと思っています」
こう語るのは、ジャニー氏から性被害を受けたと訴える男性。旧ジャニーズ事務所に所属経験がないため、当初は補償の「対象外」となっていましたが、これから初めて「SMILE-UP.」側との話し合いに臨むのです。
ジャニー氏からの性被害訴え
「ずっと荷が重かったので、耐えながら話していくだけ」
ジャニー氏から性被害を受けたと訴える55歳の男性。18歳のときに履歴書を送り、その後、ジャニー氏に招かれた事務所の合宿所で性被害を受けたといいます。
ジャニー氏からの性被害訴え
「泊まった日に、夜中に気がついたらベッドに入ってきて、喜多川氏が。本当、気持ち悪さと恐怖と」
被害の爪痕は今も残ったままです。
ジャニー氏からの性被害訴え
「(医師に)PTSDと言われた。自分が役者業をやっていくのにジャニーズしかないなと思っていたものが、あんな形で被害にあって、それで人生狂わされた」
9月に「補償受付窓口」に申告しましたが…
ジャニー氏からの性被害訴え
「『あなたがジャニーズ事務所に所属されていたことの確認が取れておりません』。待たされるだけ待たされて、その後に、ジャニーズに所属確認が取れていないから救済補償ができない」
事態が急転したのは、今月4日のこと。「SMILE-UP.」が、在籍の実績がなかったり、確認できなかったりした場合でも「個別に被害申告の内容を検討し、補償すべき事案については補償していく」と発表したのです。
ジャニーズ性加害問題当事者の会 平本淳也代表
「『救済の対象外になります』というような、冷たいメール一通が届いてしまうという声が、連日のように数十件、一気に寄せられた」
そして、さきほど(午後5時すぎ)「SMILE-UP.」側との面談を終えた男性は…
ジャニー氏からの性被害訴え
「(代理人は)『補償の内容は今この場では決められない。時間がかかるかもしれないけれど連絡する』と。精一杯伝えたので後悔はないのですが、今後の結果がやっぱり不安ですね。いつ返事がくるのか、どういう内容なのか。すごく、これはこれで不安です」
男性の“待つ日々”は、まだ続きます。
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