年明けの台湾総統選挙までおよそ3週間というタイミングで、中国政府は禁輸措置を続けていた台湾産の高級魚「ハタ」の輸入再開を発表しました。
台湾産の「ハタ」は去年6月、禁止薬物が検出されたとして中国は輸入を禁止していましたが、中国税関当局によりますと、台湾南部の屏東県や高雄市の一部の水産業者が扱う「ハタ」について、きょうから輸入が再開されるということです。
中国で台湾政策を担当する「台湾事務弁公室」は、中国に融和的な台湾の野党「国民党」関係者が中国本土を訪れ、輸入再開を強く要望したことを明かすとともに、この人物が「状況を改善するよう水産業者を積極的に指導した」としています。
「ハタ」の養殖が盛んな屏東県は、中国が「独立勢力」とみなす与党・民進党の地盤で、“国民党を支持すれば経済的利益につながる”と中国側が強調した形です。
その一方で中国政府は、台湾に対する関税の優遇措置を来年から一部停止するとしていて、総統選を年明けに控えるなか、世論を揺さぶる狙いがあるとみられます。
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