中国政府は、EV=電気自動車のモーターなどに欠かせないレアアースを使った高性能磁石などの製造技術の輸出を禁止すると発表しました。中国への規制を強める欧米に対抗する狙いとみられます。

中国は世界のレアアースの産出量のおよそ7割を占めているとされるほか、レアアースの製錬・加工についてもアメリカや日本など多くの国が中国に依存。また、レアアースを使った高性能磁石は、EVのモーターに欠かせないものとなっています。

こうしたなか中国商務省は21日、レアアースを使った高性能磁石などの製造技術やレアアースの製錬などに関連した技術の輸出を制限すると発表しました。

中国は今年、断続的に半導体の材料となるゲルマニウムとガリウムの関連製品やEVバッテリーの材料になる黒鉛の輸出規制に乗り出していて、中国が圧倒的シェアを占める原材料やその加工技術を武器とし、半導体などに関する欧米からの規制に対抗していく姿勢を鮮明にしています。