7月8日午前11時半ごろ、奈良県奈良市の演説会場で、安倍晋三元総理大臣が撃たれ、その後死亡しました。

安倍元総理とは、自民党総裁選で2度も戦った石破茂衆院議員。
訃報を受け8日午後7時半、鳥取県倉吉市内で取材に答えました。


石破茂 衆院議員
「安倍さんとは総裁選を戦い、安倍さんが勝って安倍さんが総裁、私が幹事長として政権奪還の選挙を共に戦いました。そして参院選も共に戦いました。野党時の思いを絶対忘れることなくやって行こうと、あの2年間、一番気持ちが通じ合っていた時代だったなと思っています」

「私は安倍さんと考えを異にすることも多かったし、対立することもありました。だけども、そういう色んな考え方があるということが、自民党の良さだと思います。安倍さんと色んな論争をしたことが、次の時代に生きるように、さらに努力をしていかねばならないと思っております」

「政権奪還選挙の時に、自民党本部で候補者の名前のバラ付けをやりました。あの時に、本当に手を握り合って、「やったね」と言ったとき、その時のことは忘れられません」

「安倍さんは信念の人だったと思います。そして安倍さんはよく「政治は結果だ」と言っておられました。私は結果も大事だけど、そこに至るプロセスが大事だと思っていました。そこに政治手法の違いはあったのかもしれません。結果を重視する、そういう強い思いの政治家ではなかったかと思っております」