今シーズン最強の寒波に見舞われた大分県の北部では22日未明から昼前にかけて大雪のおそれが高まっていて、警戒が必要です。
(九重町牧ノ戸峠)「顔が固まっていますね笑えないくらい寒いです」「Q:どれくらい寒いですか? 今年一…人生で一番寒いかもしれないです」
九州北部地方では上空にマイナス12度以下の強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が続く見込みです。21日朝の最低気温は由布市湯布院町でマイナス1.7度、玖珠町でマイナス1.5度まで下がり、国東市や中津市など4つの地点で今シーズン最低の冷え込みとなりました。
(九重町牧ノ戸峠)「いやもう最悪ですね」「チェーンを逆につけてしまった慣れないもので」
(小鹿田の里 窯元)「12月の終盤だから降るものは降るのでしょうがないですね」
(堤記者)「大分市の高崎山では寒さをしのごうとサルたちが身を寄せ合っています」
大分市の高崎山自然動物園では冬の風物詩「サルだんご」がー。電気ストーブは23日から設置されるため、サルたちは身を寄せ合い暖をとっていました。
(観光客)「人間みたいに手を縮こめてかわいいな」「私達もすごく寒いのにこの環境で生活しているのはすごいな」
交通関係は空の便で午後東京行きの1便に遅れが出たほか、各地の道路ですべり止めなどの交通規制が相次いでいます。一方、県教委によりますと21日は県内の小中学校や高校6校が臨時休校となっています。
県北部では22日未明から昼前にかけて大雪に警戒が必要で、その他の地域でも警報級の大雪となるおそれがあります。22日午後6時までに予想される24時間降雪量は、山地で20センチ、平地で10センチとなっています。
大分地方気象台は交通障害や農作物などの管理に警戒するよう呼びかけています。