長野県白馬村の別荘地で起きた土砂災害から21日で丸5日が経ちました。
これから大雪も予想されるなか、21日からボランティアによる土砂の撤去作業が始まりました。

12月16日に土砂災害の被害を受けた白馬村北城(ほくじょう)のみそら野地区。

21日から土砂の撤去作業が始まり、泥が流れ込んだペンションの駐車場には、災害NGOの団体や村内のボランティアなど10人ほどが集まりました。

参加者ははじめに重機を使って除雪をしたあと、土砂をかき出したり、土嚢袋に詰めたりする作業を行いました。

ボランティアに参加した女性:
「発災からだいぶ時間が経っているので、みなさんのお気持ちもそうですが、体調的なことも心配です。早く日常を取り戻してもらえるような状態まで私たちが何かお手伝いできれば」

被災したペンションのオーナー影山茂光(かげやま・しげみつ)さん:
「1週間とか、2週間とか下手すると年末年始まで引っ張っちゃって全然ダメというところまで心配はしていた。5日間という短期間で村もそうですし、県もそうですし、みんな動いてくれていたのですごくありがたいなと思っている」

みそら野地区では16日の早朝、近くの沢沿いで崩落が起き、土砂が建物16棟に流れ込みました。

このうち、1棟が全壊、2棟が床下浸水の被害を受けたほか、現在も20棟を対象に避難指示が続いています。