銭湯などの公衆浴場では、親子で混浴できる年齢に制限があるのをご存じですか ?
この年齢制限の引き下げが全国で進む中、長野県内でも引き下げに向けた動きが始まっています。


県内の公衆浴場では、子どもが親と一緒に混浴ができる年齢が、現在、9歳までとなっています。

これは全国一律ではなく、各都道府県や保健所が設置される市の条例で決められるもので、県内では、県と長野市、松本市でそれぞれ9歳までとしています。

このうち長野市では12月11日に、混浴できる年齢を「9歳まで」から「6歳まで」に引き下げるため、条例を改正する方針を示しました。

長野市保健所食品生活衛生課 米山寛(よねやま・ひろし)課長補佐:
「性被害を防ぐことや望まない混浴を防ぐことが一番の今回の目的です」

年齢の制限を巡っては厚生労働省が2020年に、「おおむね10歳以上」から「7歳以上」に見直すことを全国の自治体に通達。

各地で制限年齢を引き下げる動きが進みましたが、10月の時点で「9歳まで」としていたのは全国8つの自治体だけで、そこに長野市、松本市、県も含まれていました。

長野市保健所食品生活衛生課 米山寛課長補佐:
「(利用者にとって)いいこともあるし負担となることもあるので、他県の状況を注視していたのが(改正が)遅くなった(原因)」

市では条例の改正に向けたパブリックコメントを18日から行い、市民に意見を求めています。