新潟県 上越市の海底で半年間熟成させた日本酒やワインの試飲会が20日行われました。参加者からは、熟成させた味を高く評価する声が聞こえました。
ずらりと並んだワインや日本酒。フジツボなどが付着したこれらの酒瓶は上越市の直江津港の海底で半年間熟成されたものです。

三条市の総合物流業マルソーが手がけるプロジェクトで、日本海の荒波で酒を揺らし熟成させることで味の変化が期待できるということです。

20日上越市で開かれ、花角知事も参加した試飲会では味の変化を高く評価する声が聞こえました。
【高の井酒造 山崎亮太郎 社長】「おいしかったです。酸味のほうが特徴として出ておりますのでマーケットがあれば面白く紹介できるのかなと思いました」

【マルソー 渡邉雅之 社長】「(味の)変化を感じていただけましたので、そこがすごく嬉しいなと感じています。雪も荒波も『ザ・新潟』という感じですので、新潟県にこの『荒波熟成』ありと、全国的に知っていただけるようなブランドにしていきたい。

マルソーは2025年の夏頃には海底で熟成させた酒の商品化を目指したいとしています。