富山県内では8日、新たに243人が新型コロナウイルスに感染したことが分かりました。また、オミクロン株の「BA.5(ビーエー・ファイブ)」系統が、県内で初めて確認されました。

県は新型コロナのオミクロン株の変異ウイルス「BA.5」が、県内で初めて確認されたと発表しました。

先月下旬に感染が確認された37人の検体を県衛生研究所でゲノム解析したところ、そのうち1人が「BA.5」系統だと8日判明したということです。

「BA.5」系統は、現在、主流となっている「BA.2」系統よりも感染力が強いとされますが、WHOの報告によりますと重症度の上昇は見られないということです。

県内では8日新たに243人の感染が確認され、前の週の同じ曜日と比べて176人増加しました。前の週の同じ曜日を上回るのは7日連続です。年代別では、10代が54人と最も多く、次いで10歳未満、40代と幅広い年代で感染が拡大しています。

市町村別では富山市が75人と最も多く、次いで、高岡市、射水市などとなっています。

症状別では重症と中等症はおらずほとんどが軽症で無症状が11人でした。8日は県内でクラスターは確認されていません。感染者の累計は4万1387人で、入院患者は4人減って28人、自宅療養者は59人増え1208人、入院調整中の人は214人などとなっています。