今年1年、日本のプロスポーツ界に大きく貢献し、業績を残した選手及び団体に贈られる日本プロスポーツ賞が21日、東京都内で行われ、3月に世界一を奪還したWBC野球日本代表(侍ジャパン)が2006年以来、2度目の受賞となった。

殊勲賞に選出された大谷翔平(29)は「この度は2023年度、第53回内閣総理大臣杯日本スポーツ大賞の殊勲賞にお選び頂きありがとうございます。大賞を授賞した侍ジャパンの皆さんと共にこのような賞を受賞でき大変光栄です。来シーズンも引き続き応援よろしくお願いいたします」とメッセージで感謝を述べた。

そして、日本プロスポーツ大賞を獲得した侍ジャパンは代表して栗山英樹前監督(62)が登壇。「本当にこんな素晴らしい賞をありがとうございました。今年は各スポーツで活躍する選手が多い中で、侍ジャパンが頂けたこと、ホントに感謝しております」と嬉しさをあらわした。今年の3月に行われたWBCだったがあの感動と興奮は1年間続き、12月の『新語・流行語大賞』にも大谷翔平(29)が決勝前の円陣で口にした「憧れるのをやめましょう」がノミネートされた。

ここまで日本中を熱くした侍ジャパンに指揮官は「選手たちが命がけでコロナ明け、元気をお届けしたい、子供たちに夢を与えたいそんな思いが、もし少しでも伝わって、皆さんに喜んでいただけないのであれば、本当に嬉しく思います」と受賞した選手たちを代表して感謝を述べた。


【日本プロスポーツ大賞受賞者】

■日本プロスポーツ大賞
・WBC野球日本代表チーム(野球)

■殊勲賞
・北口榛花(25、陸上)
・大谷翔平(29、MLB)
・井上尚弥(30、ボクシング)

■特別賞
・阪神タイガース(野球)
・ヴィッセル神戸(サッカー)

■最高新人賞
・小田凱人(17、車いすテニス)

■功労賞
・石川佳純(30、卓球)
・イ ボミ(35、女子ゴルフ)

■敢闘賞
・宮田莉朋(24、モータースポーツ)
・山下美夢有(22、女子ゴルフ)
・宮澤ひなた(24、女子サッカー)

■新人賞
・村上頌樹(25、野球)
・熱海富士朔太郎(21、大相撲)

■スポーツ功労賞
・舘信秀(76、モータースポーツ)
・東福寺保雄(67、モーターサイクルスポーツ)
・綾部美知枝(75、女子サッカー)