来年1年間に日本を訪れる外国人旅行者の数はコロナ前を上回り、過去最高の3310万人になる見通しです。

旅行大手JTBによりますと、来年の1年間で日本を訪れる外国人旅行者数はコロナ前の2019年をおよそ4%上回る3310万人で、1981年の調査開始以来、過去最高になる見通しです。

日本国内の水際対策が終了したことで、欧米やアジアからの訪日客数は急速に回復していますが、来年も引き続き増加すると分析。訪日客数の回復が遅れている中国については、個人旅行を中心に増加するとしています。

一方、海外旅行をする人の数は1450万人と、コロナ前のおよそ70%を超える水準まで回復する見通しで、平均費用は円安や現地の物価高などの影響で2019年から10万円以上増え、34万2100円となりました。

また、国内を旅行する人の数は2億7300万人と旅行費用の高止まりの影響で旅行者数は伸び悩むとしています。